HOME » ダイエットのための食事方法の基礎知識 » ダイエットに効果的な食事の回数
ダイエットに効果的な食事の回数(イメージ)

ダイエットに効果的な食事の回数

手っ取り早いダイエットとして、食事を抜く方法をとる人がいますが、これはNG。確かに体重が減るので痩せたと勘違いしてしまいますが、実はこれ、体脂肪ではなく筋肉が落ちているんです。食事を抜くのではなく、回数を増やす方法をオススメします。

食事の回数を減らす
ダイエットがダメな理由

ダイエットを始めようと思ったとき、またなかなか減量がうまくいかないときに、簡易的な方法として思いつくのが、食事の回数を減らすこと。しかし、ここに大きな落とし穴があります。

体脂肪ではなく筋肉が落ちる

蓄積された体脂肪を落とすためには、低カロリーの食事を心がける必要があります。しかし、極端に食事を減らすことは、逆効果になってしまうのです。

体を構成するのに必要なたんぱく質などの栄養素を十分に摂取できないと、体内の筋肉が落ちてしまいます。筋肉が落ちると代謝の低下につながり、結果的により脂肪が燃焼しにくい体になってしまうのです。

ご飯を抜くとより脂肪を蓄積する

1食抜くだけでも筋肉量低下に繋がってしまう上、さらなる脂肪の蓄積に加担してしまうことになります。体脂肪は、食事を摂る時間が遅ければ遅いほど蓄積されやすい性質を持っており、長い間空腹であればあるほど、次に食べたものが吸収されやすくなってしまうのです。

つまり、1日1食や2食に減らすというのは、ダイエットとは逆効果の結果を促しているということ。本当に減量したいなら、健康のためにも食べる必要があるのです。

結局、1日何食が
ダイエットに一番いいの?

多くのダイエット本では、1日3食を基準にダイエットを進めることが推奨されています。そのような中で、海外セレブなどの間では1日5食によるダイエット法なども実践されていたり、あるいは「1日1食」「1日4食」などの1日〇食ダイエットなる方法も数多く紹介されたりしています。

いったい、ダイエットのためには、本当は1日何食が理想なのでしょうか?

やはり1日3食がダイエットの基本?

健康を維持しつつダイエットを進めるならば、やはり1日3食を摂ることが基本とされています。
ただし、1日3食とは日本の厚生労働省が推奨している一般的な食事回数のことであって、世界の医学界で確定した「正解」ではないことは知っておきましょう。むしろ人類の長い歴史の中では1日2食のほうが一般的なので、1日3食は異端説にすらなります。
1日3食でダイエットをする場合には、メニュー内容や食べる量、食べるタイミングなどに注意が必要です。
朝食や昼食は、日中の活動でほぼエネルギー消費されるため、太る原因にはなりにくいとされます。一方で夕食は脂肪としてたまりやすいため、朝食や昼食よりも量を減らし、かつ寝る3時間前からは何も食べないとった注意が必要です(ダイエット中でなければ、そこまで気にする必要はありませんが)。
また、たとえ夕食の量を減らしたとしても、そもそも3食合わせた絶対量が多い場合には、当然ながらカロリーの過剰摂取となり太ってしまいます。

ある医師が実戦する1日1食が話題に

ある医師が実践していることで有名になった「1日1食健康法」。その医師自身、スリムで血色が良く、健康そのものといった様相です。さらに、年齢よりも10歳は若く見えるルックスも手伝って「1日1食健康法」は、非常に信憑性のある説として注目されました。
しかしながらこの説は、医師の意図を歪曲した状態で独り歩きしてしまった感があります。医師は、何も1日1食が絶対的に正しいと言っているわけではありません。まして1日1食でダイエットしましょう、などと言う意図で著書を出したわけでもありません。
正しい解釈としては、「食べたくもないのに、習慣だからと言って無理に3食を摂る必要はありませんよ」ということ。お腹がすけば食べれば良いし、お腹が空かなければ食べなくて良い。この当然のことこそ、人類の遺伝子に備わっている自然な姿なのだ、と医師は提唱しています。結果として医師自身は、ほとんどの日が1日1食になってしまった、というだけのことです。
この医師の提唱は、ダイエットを志す私たちにも、多くの教訓を与えてくれます。まず、間食のスナック菓子などは、本当に体が求めているものなのか、ということ。ケーキやアイス、デザートなども同様です。体が欲しているわけではないのに、ただ単に「食べたい」という衝動に動かされて、つい食べてしまっているだけではないでしょうか。このような食生活では、ダイエットにはもちろん、健康にも良くありません。
なお、1日1食でダイエットを実践している人も実際にいるようですが、1日1食だとカロリーの吸収率は非常に高くなることは理解しておきましょう。そのため、1食だけだからと言って食べ過ぎてしまうと、3食の人よりも太ってしまう可能性があるので注意が必要です。

また別の医師は1日4食を推奨

1日4食にすることが健康にもダイエットにも良いと提唱する医師もいます。朝食、昼食、夕食に加えて、15:00ごろにも食事をすべきという考えです。
一見、食べ過ぎのようにも感じられますが、毎日遅くまで仕事をしている人にとってみれば、この説は実にリアリティがあるでしょう。
仕事が遅い人の共通点として、朝食と昼食は普通に摂れるものの、夕食がかなり遅くなる、ということが挙げられます。そのため、太りやすいとされる遅い時間帯に過剰な食事を摂ってしまう傾向があるようです。
この悪しき習慣を絶つには、夕方に軽く食事を挟むことが有効です。小さなお握り1個や、サンドイッチ一切れ、などです。こうした食事を「補食」と言いますが、この補食を摂ることによって、その後、遅い夕飯までの空腹をしのぐことができます。同時に、遅い夕飯で食べ過ぎることも避けることもできます。
結果として、太りやすいと言われる夕方と夜の摂取カロリーを落とすことになるため、1日4食とは言ってもダイエットにつながる可能性はあるでしょう。

結局は1日何食がいいの?

近年、ゲノム解析によって、人の体質には想像以上の個人差があることが判明しています。同じ食事を摂っていても、ある人は太ってしまい、ある人は痩せてしまうといったことが、まったく珍しい現象ではないことが分かりました。
1日1食で健康を保てる人もいるでしょうし、1日5食で太らない人もいるでしょう。つまり、1日〇食を摂取すれば必ず痩せる、といった法則はないのです。
つまるところ、自分に合った方法を選ぶこと、これに尽きます。そのためには、1日〇食を色々試してみるのも良いでしょう。
ただし、ほとんどの人にとって炭水化物(糖質)の過剰摂取は太る原因となります。いかなるダイエット法を選択するにしても、炭水化物を始め、食べ過ぎが禁物であることは共通認識として押さえておいてください。